スォスォ。Lem-Meiです。
「次回は投稿が長引くと断ったな」
「そ、そうだ大佐……! た助けて――」
「あれは嘘だ」
「ッァアアアアァァァァーーーーーーーー!!」
……始まります。
前回までの『麗しやローズの家』
↓直前の回はこちら↓
ローズ家の双子姉妹、メランとグエンは、常に対立関係にありました。
幼い頃に母たちの愛情を一心に集めていたグエンは、途中からメランのほうが自分よりも遥かに愛されるようになったことを恨み、何度も喧嘩を吹っ掛けたり、存在をなじったり、どちらが意地悪なのか分からなくなるほどメランに突っかかっていたのです。
メランはグエンの怒りの原因を知りません。それだけに、自分を見て突然怒るグエンが怖く、どうしてよいか分からずにいました。
ある時、パーティ中に癇癪を起したグエンが一切の人付き合いを禁止され、暫く双子は全く交流をしなくなるという出来事がありました。
この間に憎い相手と関わらず普段より伸び伸びと過ごした二人は、その内喧嘩そのものがどうでもよくなり、公園で同じ遊具で遊んだり、一緒に雪合戦が出来るほど態度を軟化させていきました。
仲直りまであともう少し。今回で嘆かわしい対立が終わると良いですね。
登場シム紹介
ローズ家
双子姉妹
ローズ・メラン
年齢:子供
願望:天才芸術家
特質:意地悪
幼児特質:幸せな幼児
グエンより先に生まれたほう。
意地悪はコミュニケーション。グエンとは今回でけりを付けてしまいたいところ。
ベーア・グエン
年齢:子供
願望:青年実業家
特質:外交的
幼児特質:スーパー幼児
メランの次に生まれたほう。
もういい加減メランに怒り続けるのも疲れてきている筈です。落ち着いている時に謝ってもらえれば、案外簡単に許すかもしれません。
その他
ローズ・ブラウ
年齢:大人
願望:途方もないお金持ち
特質:アウトドア好き/仲間好き/音楽好き/思想家
購入特質:クリエイティブな先見者/倹約家/学者/指導者/高速掃除人/ジム好き/鋭い観察力
報酬特質:仲間/釣り師の平常心
性格:芸術家/恋愛主義者
職業:フラワーデザイナー
クラブ:ガーデン・ノーム/圧倒的不協和音(リーダー)
親しみを込めて「青薔薇ちゃん」と呼んでいます。
そろそろ彼女も引退です。いやあ、この地に引っ越してからここまで、色々あったもんですよ。
ベーア・ユキ
年齢:大人
願望:最高に幸せな家族
特質:オタク/一匹狼/家族志向/早分かり
購入特質:高速掃除人/夜型のシム
報酬特質:ウェブマスター
性格:探究者/傍観者
職業:Eスポーツゲーマー
クラブ:庭園騎士団/アバンギャルド
青薔薇ちゃんのソウルメイト。
家族大好き。今回も子供たちにプレゼントを用意したり、色々しますよ。
ローズ・アンソニア・“トニー”
年齢:子供
願望:社交家
特質:クリエイティブ
ローズ家養女。双子の義妹。短く「トニー」と呼びます。
もう散らかしません。MCCCで自律散らかしを禁止にしたので。
知り合いと友人
圧倒的不協和音
ブローサ(ビョルグソン)・ソフィア
年齢:大人
特質:音楽好き/陽気/盗み癖
性格:芸術家/純粋無垢
クラブ:ロールモデル/圧倒的不協和音
ローズ家のお隣さんで青薔薇ちゃんのお友達。
ビジャレアル(ウハ)・パカア
年齢:大人
特質:マヌケ/音楽好き/海の子
性格:純粋無垢/道化師
クラブ:圧倒的不協和音
青薔薇ちゃんの友達。
前回、奥さんのルーナに子供が出来ました。今回産まれます。
パールマ(ベーア)・キャンディー
年齢:大人
特質:外交的/陽気/音楽好き
性格:純粋無垢/道化師
クラブ:圧倒的不協和音
ユキの憧れの姉で青薔薇ちゃんの友達。
マッケンジー・ハリー
年齢:大人
特質:大食い/アクティブ/音楽好き
性格:???
クラブ:圧倒的不協和音
青薔薇ちゃんの友達。
その他
パールマ・ジーン
年齢:ティーン
特質:善人/ロマンチック
性格:???
クラブ:パワーハウス
キャンディー夫婦の養女。
前回判明した通り冬服は眼鏡を掛けて頭のタオルを取っているので、正直一見誰だかわかりません。
ゴス・ベラ
年齢:大人
特質:家族志向/善人
性格:純粋無垢/奉仕者
職業:秘密諜報員
皆さん御存じゴス家の妻。青薔薇ちゃんの友達。
(また)お腹に赤ちゃんがいます。パカアの奥さんと同じタイミングで出来ました。
ンガタ(イレス)・レイラ
年齢:大人
特質:不器用
性格:芸術家/道化師
青薔薇編からまさかの再登場。
青薔薇ちゃんの初めての交流相手でした。
南無三パワー
さあやってまいりました、圧倒的不協和音の集会!
ハリーが加入してから初めての集会です。早いもので、もう二週間以上が経過しています。季節一つ分。
相変わらずソフィアは電子キーボードに向かうんですね。
あーバイオリン手にしちゃった。よりによって。
キャンディーの演奏も合わさってパカアの歌声が台無しですよ。いい声で歌うんですよー彼。
おう、次はピアノを弾き始めました。
そうそう。色々やってみればいいんです。
青薔薇ちゃん熱唱中。
パ「キャンディーバイオリン上手くなってるぅ!」
ハ「いいなあ。僕も上手くならないとなあ」
パ「だいじょぶだいじょぶ! ちょっと触ってれば上手くなるよ!」
青「なんか今日楽しそうねパカア」
ソ「今度またパパになるから舞い上がってんでしょ。こないだルーナと会ったけど、夫婦そろってウキウキよ」
青「じゃあパパパカアかあ。あ、いや、二人目だからパパパパパカア?」
ハ「なんかパワーでゴリ押ししそうだね」
ソ「パパパッパッパッパパゥワ」
パ「ドォン!!」
キ「(うるさ)」
デカい腹で持久走
ジムへやってきました。
ジーンがいます。パワーハウスに入ったそうですよ。
やっぱ体型気にしてたのね。
ベラさんもやってきました。
お腹に赤ちゃんいますけどそんなに動いて大丈夫?
五回目ぐらいの妊娠とはいえそこまで慣れるなんてことはないでしょうに。
青「ジーン、今のうちに言っとくけど頑張りすぎはだめよ?」
ジ「分かってる分かってる。叔母さん辛そうだけど、大丈夫?」
青「ああね、この子人見知りだからこういうところダメなのよ。家で二人っきりの時は――」
ユ「変なこと言わないで」
うわ。ベラさんそのお腹で走っとる。
でもまあ、ウチには妊娠後期でゲーム機の上で跳ねてたのもいましたし、別におかしいことではないのかもしれません。
この世界の妊婦は無敵ですからね。
シャワーを浴びたユキちゃんはドリンクを作って飲んでいました。
そっちにも興味湧いてきたのでしょうか。よくやってますよねこれ。
「ベラさんまた赤ちゃん出来たんですか~!?」
「これで五回目よ」
「無理しないでくださいね? 子供は生まれた後が大変だから……」
「私は子育て楽しんでるからいいのよ。おかしくなっちゃったあなたたちと違ってね」
「うわあ流石よく知ってますね。あれなんでだと思います?」
「たまにね、そういうプレイヤーがいるのよ」
「へ? プレイヤーって?」
「おっとこれはうちの機密事項だったわ。忘れて」
盆栽の手入れをするユキちゃん。
気になりますか。
仲良しソウルメイトと、ポーズの影響で脚が長く見えるトニー。
絶対グエン丸くなってると思うんだよな……。
メランとグエン
メランは今日も日記に向かっています。
特に悪い感情があるわけでもないのに書く辺り、本当に日記の鬼になってきました。
そこだと見づらくない?
一見問題などなさそうな三姉妹。
でもよく見てください、グエンはメランに意地悪を仕掛けようとしています。
もうどっちが意地悪だか分かりませんねこれ。
グ「ウゥー! ガァー! ルウウゥウウウゥウウウゥウウウゥ!!」
あーあ怒鳴っちゃった。思い出したようにこうなるんですよねこの子。
でもすぐ後には面白い話をしていました。
喧嘩にならない辺り、やはり少しは距離が縮まっているようです。
あともう一息かな?
公園のジャングルジムで一緒に遊ぶのも、友情度を上げるにはもってこいです。
ただ、ちょっと上昇が早すぎるようにも思えます。ジムトレーナーぐらい早いです。
同じ世帯のシムなので別にいいですけど、これが知らない子だと困るんですよね。どんな子か知らないのに何でそんなに仲いいのみたいな。
いやまあ、本人たちは一緒に遊んで分かっているのでしょうが、プレイヤーは全く分からないので不信感しかないんですよね。私がジムトレーナーを嫌う理由と同じ。
朝食の時間。双子は絶賛論争中です。
議題は「学校について」。
勝者はメラン。
なんか、喧嘩以外でも強くなってきているような。
「最近メランとはどうなの? 仲悪いふうには見えないけど」
「もうなんか分かんない。いっつも喧嘩ってわけじゃないけど、私のほうが意地悪なんじゃないかって思えてきた」
「謝る気になった?」
「う~んそれはまだ……」
「メランが謝ったらあなたもするってママと約束したでしょ? すぐじゃなくていいけど、ちゃんと守ってよ?」
「分かってる」
「ふうん……難しいねえ喧嘩って」
明日は冬祭りです。
今回はツリーを出し、もう前の日から飾りつけてしまうことにしました。
ちょ、ユキちゃーん! 飾りツリーを飛び越してますよ!
放り投げないでちゃんと取り付けましょう?
学校から帰った子供たちは雪合戦。
グエンの玉がメランの顔に直撃! 前回とは逆です。
青薔薇ちゃんも飾りつけを手伝います。
さっきまで飾っていたツリーはユキちゃんがいたずらして駄目にしてしまったので、只今やり直し中です。
ああ出勤時間。
大丈夫、続きは青薔薇ちゃんに任せてください。
またしても直撃!
前回やられっぱなしだったのが悔しかったのでしょうか、腕を上げましたねグエン。
出来ましたー冬祭りツリー!
今のローズ家のテーマカラーは青ですので、飾りも青色系で統一。
素晴らしいです。美しい。
家にいても良いのですが、ユキちゃんが帰るまで外へ出てスケートをやってみることにしました。
あートニーが転んだ。
メランも転びました。
グエンの横にも転んだ人がいます。巻き込まれなくて良かった。
メランは「騒ぎたい」お年頃に突入。
兎に角音を沢山出したがるので、ピアノを弾かせることに。
こうしている間は静かです。
明日冬祭りでプレゼントがもらえるからって、なんで腕立て伏せと腹筋をするわけ?
これ「元気」でなく「陽気」にした方が良かったのでは……。
「あんた明日何貰えると思う?」
「さあね? 私悪い子だからロクなもん貰えないと思う。グエンは?」
「あんたが悪い子じゃ私も悪い子だわ。多分おんなじ」
「じゃあいいもん貰えるのはトニーだけかあ」
まさかカメラを向けたらこの二人が同じベッドに座って穏やかに話してるとは思わなんだ……。
冬祭りのプレゼント
さて、問題の冬祭り当日です!
ツリーの下にはユキちゃんから子供たちへのプレゼントが置いてあります。
朝ごはん食べたら取りに行きましょうね。
グエンには……土の塊?
あれですか? あのいつまでも弄るのが止まらない粘土ってやつ?
よくわかりませんが、貰った本人は幸せそうです。良かった(?)
トニーにはクマのぬいぐるみ。
こちらは建築モードから置ける奴ですね。手ごろなサイズ。
そしてメランは……?
ん?
ニンジン。
ニンジンです。そりゃないよユキちゃ~ん。
もうこの子は普通にご飯食べられるんですよ? 今更野菜やら果物やらなんて要りませんよ。
「どぅぶっ!」
夕方までまた公園で遊びます。
青薔薇ちゃんとユキちゃんも雪合戦。え? ユキ合戦?(こら)
プレゼントがニンジンでがっかりしていたメランですが、やはりここでも日記を書くことで落ち着かせました。
日記強い。でも言ってしまえば見ている人のいないTwitterみたいなものですし、確かに少し気分がすっきりするのも分かります。私も今度から日記書こうかな。
仲良く宇宙船で遊ぶ子供たち。
なんか端っこの方でフィアス家のモーガンが独り言をしていますが気にせんで結構。
ごはん出来たよ~!
今回も魚料理です。ジャングルジムで遊ばせているとはいえ子供たち太り気味なんでね。
以前のテーブル配置ではご馳走会で一人余るので、八人が一緒に座れるよう長いテーブルを用意しました。
……この向きはなんか違和感あったので、後で変えておきました。
ユ「グエンは日記書かないの?」
グ「宿題もあるのに日記なんてやってられないよ」
ユ「それもそうね~」
青「そういえばメランはちゃんと宿題やってるの?」
メ「やってないよ?」
ト「だからニンジンしかもらえないんだよ」
メ「は?」
青「ニンジンは栄養豊富な素晴らしい食べ物だが?」
ユ「なんでトニーが責められんのよ」
ファーザーウィンターがやってきました。彼からもプレゼントをもらいましょう。
グ「冬のおじさんスォスォ!」
冬「スォスォ! 今年もちゃんと来たよ」
メ「ちゃんとって、何が?」
冬「ああ、そこは気にしないでいいよ?」
グエンはファーザーウィンターから「魔法少年スターターキット」なるものをもらいました。
早い話、子供用の実験セットです。
もう後一週間で子供時代終わるんですが……。
まあ、成長したらトニーに譲ればいいか。
メランが貰ったのはタイニーティーチャー入れ子ブロック。
特に効果も無いただの装飾品です。多分。それか幼児用?
ニンジンといい何故グエンとこんなに差がついているのか。あの子だってこの一年滅茶苦茶やってたじゃない。
トニーにはシャボン液。
まあ、この子には丁度良いかな。
青薔薇ちゃんたちもプレゼントをもらっても良いのですが、子供の前ですし、逆に贈り物をすることにしました。
青薔薇ちゃんの生活を支えたストレリチア。これのおすそ分けです。
……花言葉とか知りませんけど大丈夫ですよね?
まあそんな感じで冬祭りは無事終了。
この後夜の二時も過ぎ、ちゃんとバグを乗り切ることが出来ました。
これでほっと一息。
わあ。これが例のキットですか。
とんでもないもの貰いましたねえグエン。
土の塊といい、皆グエンをどうしたいんです?
暮れ
もうすぐ三年目も終わりです。
やり残したことはありませんか? あれば済ませてしまいましょう。
ト「お義姉ちゃんたち最近喧嘩しないね」
メ「もうそんな歳じゃないでしょ~流石に」
グ「歳つっても子供じゃんまだ」
メ「でももうすぐ高校生だよ? ねえ、この際喧嘩も卒業しようよ」
グ「ん~考えてもいい」
青薔薇ちゃんたちの結婚記念日です。
まあ今回は大人しく過ごしましょうか。子供たちも中途半端に大きくなりましたし。
ありゃ。お客さんだ。
……ってこの顔は!!
レイラさんだーーーーー!!
滅茶苦茶お久しぶりじゃあないですか。
それこそ結婚式以来? いやあ~~~~~お元気そうで何より。
「ここへ来たってことはもしかして、またインスピレーションが欲しくなっちゃったんですか?」
「そうなのよ~! そしたらまた見たことが無い建物があるじゃない。前の家はどうしたのかな~と思ってノックしてみたらあなたが出てきてびっくりしたわ!」
「いや私もビックリ……」
私も。
「随分と変わったわねえこの家」
「結婚したり子供が出来たり、色々ありましたからね~」
「へえお子さんがいるの」
「もうすぐ帰ってきますよ」
レ「ああ~あなたがブラウさんの娘さんね?」
グ「グエンです~スォスォ」
レ「ソォソ。そっちの緑の眼鏡の子もそう?」
そっちはトニーが呼んだベラさんの息子ね。
レイラさんと入れ替わりでまた別の子が来ました。
前回もちらっと出てきたアルムニア・ジョザイアです。グエンが呼びました。
今日はお客さんが次から次へと忙しいですねえ。
ただでさえ五人もいて画面と目が足りないというのに。
大人しく過ごすとか言っておきながら結局外で二人っきりになる青薔薇ちゃんとユキちゃん。
そしてロマンチックな雰囲気を台無しにする石鹸じゃぶじゃぶ噴水。
誰だろうなここに石鹸入れたの。
メ「はあ。グエン、私ら最近一緒に遊んでるけど、結局いつまで喧嘩続けんのさ。もう疲れたよ、大晦日だしやめよう?」
グ「じゃあそっちからやめれば? 『ごめんなさい』、教わらなかった?」
メ「ごめんなさいであんたがやめようとしなかったから今こうなってんでしょ?」
ト「メラン義姉ちゃんもこんなに言ってんだし、そろそろ許してやったら?」
メ「グエン、ごめんなさい。これでいい?」
グ「誠意が足りない」
メ「何が誠意よ怒りんぼ」
また三人で雪合戦です。
メ「いたっ!」
メ「だ痛いって!!」
グ「やめてほしかったら謝んなさい! 私からママを奪ったこと!」
メ「そんなことで怒ってたわけェ!? ってそれ謝れることじゃないでしょうが! 奪ってないし!」
グ「グエッ!」
グ「じゃあどうしろってのよ私に!! もーーーー!!」
「あのさグエン義姉ちゃん、そうやってなるのやめよ? メラン義姉ちゃんだけじゃなくて私もママも皆嫌な気分になるから。まず鏡見て落ち着けてからさ、ちゃんとメラン義姉ちゃんと話そ?」
「鏡ぃ?」
鏡で自分と向き合い、落ち着く努力をするグエン。
古典的ですが、結局これが一番効くんですよね。私も何度かお世話になり……ませんことも御座いますが。
グエンには効いたようですよ。さっきまでの緊張や怒りは全て消えていきました。
「シシュウビー!」
大晦日のカウントダウンが始まりました。
この一年、ずっと喧嘩ばかりしていたような気がします。
結局仲直りすることはできませんでしたが、もう三年目ともお別れです。
「オーゥ! フリーバズゥー!!」
新年おめでとう!!
メ「グエン、あんたの怒りは分かった。分かって私にはどうしようもできないことだけどさ……そういうの知らないで酷いこと言ったりしたのは……その、ごめんね?」
グ「……」
グ「はあ……わかった。いいよ。許したげる。私も悪かったから。ごめん」
って邪魔ーーーーー!!
なんでそのタイミングでそれ出んの邪魔ーーーーー!!
台無しじゃあないの……。まあいいか。
メ「ねえママ、高校生になったら一人で暮らしてもいいんだよね?」
ユ「うん、まあ。そういうことになってるけど?」
メ「私この家出ていい?」
ユ「え? なんで?」
メ「グエンとは仲直りしたけど、それで終わりじゃないだろうし。私らちょっと離れたほうがいいと思んだよね。こないだ会わないで過ごしたらどうでもよくなったのと同じで」
ト「メラン義姉ちゃんが出てくのー?」
メ「うん。私はママがいなくても生きてけるもんね」
「てことで、私もうちょっとしたらいなくなるから、ママたちを宜しくね?」
「はいはい。清々するわあんたがいなくなったら」
「言ってろ。その内寂しくなるって」
「それは一人になるあんたのほうでしょうが」
メランがどう思ったかは知りませんが、四年目が始まり、三日ほどしたら双子が成長するこのタイミングで誰か引っ越しさせるのは丁度良いと私は思うんですよね。いい加減五人を操作するのは疲れてきたし。
で、メランかグエンどちらにするかですが、そんなものは二人の名前とこのシリーズのタイトルを考えればすぐに答えが出ます。
新天地へ行かせるのは、ローズ・メランです。ベーア・グエンではありません。
ミッド・ノーウェアのローズ家はグエンとトニーが残すことにして、メランには別の場所で別のローズの家を立ててもらいます。
そうだ、この際メランにあだ名を付けましょうか。主役も青薔薇ちゃんから完全に交代しますし、「青薔薇ちゃん」みたいなのが何かあったほうが良いですよね。
……え? 「『メラン』だなんて名前を付けておいて『そうだ』とか『何か』とかだなんて白々しい」ですって? そうですね、産まれたときからもう決めてました。
この子はこれから、黒薔薇ちゃんです。
みたいな。そんな感じです。
次回は『双子編』最終回。新しい一年の始まりと、双子が成長するまでのほんの数日間です。メラン――黒薔薇ちゃんに引っ越しの支度をさせるつもりです。荷物を纏めたりだとか、今まで貯めた満足度ポイントを全部使い切ってゼロに近い状態にするとか。
私も、黒薔薇ちゃんが向かう新環境に触れる準備をしないといけません。この記事の公開設定をしたら、一度別のデータを作ってテストプレイをするつもりです。新しく入れる拡張パックのね。今度こそ次の投稿が長引くかも。
では、今回は以上!
ダァグダァグ!
↓続きはこちら↓
なし