スォスォ。Lem-Meiです。
前回は「次回愛の日をじっくり見るとしましょう。」なんて書いたんですが、えーと、その……とても一回使い切るほどの録れ高がなかったといいますか、あったはあったものの載せられないといいますか、そんな感じでしたので、いっそのこと青薔薇ちゃんのソウルメイト願望達成まで行かせることにしました。
その結果があれだよ。
前回までの『麗しやローズの家』
↓直前の回はこちら↓
青薔薇ちゃんことローズ・ブラウは、音楽連中と仲違いをして彼らの元を去ってからこの方、すっかり仲間に飢えていました。誰かに自分を理解してほしい、受け容れてほしいと思っていたのです。
引っ越し先で温かく迎え入れられた彼女は、そこでビジャレアル・ジャック氏と知り合い、彼がリーダーを務める大人しいクラブ「庭園騎士団」に早速入団しました。
そこで出会ったのがベーア・ユキ。結構色んな人を好きになる青薔薇ちゃんは、他の例にもれなく彼女にも一目ぼれ。といっても相手はティーンですので、その思いを伏せた上で、彼女はユキと関わり始めました。
青薔薇ちゃんよりも更に人見知りで一匹狼なユキですが、どうやら仲間意識は強いようで、青薔薇ちゃんを含む庭園騎士団のメンバーや、もう一つ彼女が所属する「アバンギャルド」のメンバーを頻繁に誘い、外に繰り出す日々が暫く続きました。この間に青薔薇ちゃんとユキは友達になりました。
一方、青薔薇ちゃんの恋愛運は絶望的。心が通じ合い愛し愛される一生の仲間――つまりソウルメイトが欲しかった青薔薇ちゃんは、この事実に絶望します。
そんな中、青薔薇ちゃんはユキと親友になり、外出を繰り返してもう既に近かった仲が思った以上に近づき始めました。
だからって相手はティーンです。学生です。もっともっと仲良くなりたいという気持ちはあれど、若いとはいえ区分的には大人である青薔薇ちゃんが変に手を出すべきではないのです。幾らこっちは惹かれているからといって、学生は学生なのです。親友で止めておくべきなのです。
知るかそんなこと。
或る晩誘惑的な気分のまま現れたユキちゃんが悪いんです。青薔薇ちゃんのリミッターは外れました。ユキをソウルメイトにするのです。やがて想いは成就し、二人は婚約しました。
資金が少ない中で青薔薇ちゃんはなんとか二階を増築し、ユキが快適に過ごせる部屋を用意。丁度この頃にユキも若者に成長し、そして、
結婚するに至ったのです。
「一匹狼」に加え、若者に成長した際に「家族志向」の特質を得たユキ。つまり、他人は苦手で一人でいるのが好きでも、大事な家族とはずっと一緒に居たいということ。
場合によっては矛盾する特質が並び、一匹狼と相反する「仲間好き」の特質を持つ青薔薇ちゃんにとっては少し扱いが難しい存在ではありますが、今やユキは愛するパートナーなんです、彼女の緊張を少しでも抑えられるよう、外に行く時は一緒、家ではほどほどに喋って後はそれぞれ自由に過ごす。これでいいんです。
自分で音楽クラブを立ち上げ、ピアノのスキルを極めた青薔薇ちゃん。もうあと二週間少しすれば大人になります。その前に、ソウルメイト願望の残りも達成させましょう。結婚はゴールではありませんよ!
登場シム紹介
操作シム
ローズ・ブラウ
年齢:若者
願望:ソウルメイト
特質:アウトドア好き/仲間好き/音楽好き/思想家
購入特質:クリエイティブな先見者/倹約家
性格:芸術家/恋愛主義者
クラブ:庭園騎士団/ガーデン・ノーム/圧倒的不協和音(リーダー)
親しみを込めて「青薔薇ちゃん」と呼んでいます。
そろそろ大人になりますし、ここらが節目でしょうか。
ベーア・ユキ
年齢:若者
願望:コンピューター名人
特質:オタク/一匹狼/家族志向/早分かり
性格:探究者/傍観者
クラブ:庭園騎士団/アバンギャルド
青薔薇ちゃんのソウルメイトで「庭園騎士団」の仲間。
キャリアが関わる願望を持っているので技術者に就職させようと思ったのですが、今回の様子だと、まだ暫くは難しそうです。
その他のシム
パールマ(ベーア)・キャンディー
年齢:若者
特質:外交的/陽気/音楽好き
性格:純粋無垢/道化師
ユキの憧れの姉で青薔薇ちゃん第二の友達。
楽しいお姉さんですよホント。
ブローサ(ビョルグソン)・ソフィア
年齢:若者
特質:音楽好き/陽気/盗み癖
性格:芸術家/純粋無垢
クラブ:ロールモデル/圧倒的不協和音
「圧倒的不協和音」の仲間でご近所さん。
どうしても盗み癖の特質を警戒してしまう。
ゴス・ベラ
年齢:若者
特質:家族志向/ロマンチック
性格:純粋無垢/奉仕者
皆さん御存じゴス家の妻。
今回久々の登場です。
おらまたやっちまっただ
キャンディーがやってきました。また豪い怒っているようです。
「ねえお姉ちゃん落ち着いて? ね? 何があったか分かんないけど――」
「分からないなら口出ししないで!!」
「もう……」
ユキちゃんの説得は通じませんでした。こりゃ手ごわい。
アルパカジョーク(?)も通用せず。まあ怒っている相手に笑い話なんて悪手でしかないのですが、お姉ちゃんにならそれでも通用すると思ってました。などと供述しており
それでもめげずに機嫌を取り、なんとか落ち着かせることに成功しました。よかったよかった。取り敢えず抱きしめておきましょうか、珍しい仲良し姉妹なんですから。
ハートマークが出て恋愛ゲージが芽生えました。
そういう仲良しじゃないんだわ。
って、
そういう仲良しじゃないんだわ!?
おらまたやっちまっただか!?
ランダムで出るコマンドにあった「抱きしめる」を「ハグする」と間違えて押しちまっただか!?
そういう目的で身内恋愛許可しているわけじゃあないんですけど。
青薔薇ちゃん-キャンディー間でもいつの間にか恋愛ゲージ発生してたのにどうすんのこれ……。
まあ全員「どっちも好き」になったのならかえって善しですか……いやいやカウコ氏を忘れないでくださいよ、あの人恋愛下手とはいえキャンディーの旦那さんなんですよ!?
デートは日課
二度目の愛の日
気が付いたら雑草だらけ。
今日は愛の日です。前年は青薔薇ちゃんが燃える(物理)というあまり良くない日でしたが、一年経って彼女も既婚者です。ソウルメイト願望を進めるというのもありますし、シルバーメダル目当てにユキちゃんとデートに行きましょう。ついでにホリデーの目標も達成させられます。
前回は散々だったのに結婚するだけでこの豊かさ。すごいですね。
今回のデートスポットはこちら。Romantic Gardenについてきたロストガーデン・オブ・ヒーリングという狭い庭園です。ウィンデンバーグには青薔薇ちゃんのいる区画以外にもう一つ空地があったので、そこに追いやっておきました。
……雨です。折角の愛の日デートですが、雨です。
まあ一応屋内部分はありますし、適当に愛の交流をさせましょう。
「ユキちゃんいっつも画面見てばっかだし肩揉んだげる。どう?」
「ん~いい感じ」
(そういえば本当になんとなく思ったことなんですが、このマッサージってSpa Dayを入れたら何か変わるんでしょうかね。SDが無いと今のところマッサージというとこれしかないんで)
記念にハイチュウ。
……ハイチュウ? 美味しそう。私は青りんご味が好きです。
今回のデートも見事成功。シルバーを通り越してゴールドメダルを戴きました。ついでにベラさんご懐妊の通知も来ました。なんやねん。
愛の取扱人達成
ソフィアがやってきました。ユキちゃんといいパカアといいクラブ内で友達になるとやけに遊びに誘ってくるんですね。
って、待て待て。今の彼女には盗み癖があるんですから、家のものを取られる前にどこか別の空間へ移動しなくては。どこか盗めるものが無くてそれなりに寛げる部屋は無いか。
ありました。二階にある銀座のYA○AHA部屋。ここには照明とピアノしかありません。これなら何も盗めないでしょうということで、落ち着いて普段通りの交流をすることが出来ました。
「この家のピアノは黒なのね」
「ソフィアん家のは白いよね」
「恰好いいでしょ? ウチに暗いものは似合わないわ。そういうのは父さんだけで充分」
「ウィロウ・クリークにゴス家って家があるけど、ソフィアの家ってそことは雰囲気真逆よね。あそこは暗い部屋に色んな高級品とかばっかりだったよ」
「そうなの? こんど行ってみようかしら」
「盗みは駄目だからね?」
「分かってるって~。大丈夫大丈夫」
無事ソフィアが何も盗まずに帰った後、青薔薇ちゃんとユキちゃんはロマンス・フェスティバルへデートにやってきました。愛の取扱人のステップを完了するにはあともう一度デートでシルバー以上のメダルを得る必要があるのです。
ついでにこのフェスティバルでは植物も手に入るのが良いですね。ぶっちゃけもうそれ以外にここへ来る目的が(
そういえば結婚してから来たのは初めてでしたっけ?
どうだ結婚出来たぞざまあみろと思っていたのですが、どうやら以前の導師さんは少し前に死んだようです。(言い方)
「はいブラウ、肩揉み。昨日のお返し」
「ありがとう~ユキ」
今回のデートもあっさり成功。ついに、ソウルメイト願望も最終段階までやってきました。えーっと中身は……そんなに変わりませんねこれ。「配偶者をソウルメイトとして、ロマンチックな行為を50回する」は少し長くなりそうですが、まあゴールド目当てに三回もデートしていれば割と余裕でしょう。
コツコツと
パソコンがブルスクを吐きました。しかしユキちゃんは慌てず騒がず。落ち着いてこれを修理します。
青薔薇ちゃんのほうは、今寝室に飾っているものよりも更に大きく高価になるチョウザメを釣り上げました。いい加減バリエーションが欲しいので、近々またスラニ辺りに釣りに行かせても良いかもしれません。
今回のチョウザメ、売るにも標本にするにも勿体なかったので、空き部屋に水槽を置いて、そこで飼育することにしました。といっても世話する必要なんてないんですがね。魚の命は永遠です。初めて釣った金魚もまだ元気に泳いでいますよ。
しかし意外と小さいですねチョウザメ。分かります? 右の紫の海草の真ん中上の方を泳いでいるんですけど。
ブルーベルに苺を接ぎ木して、一緒にブドウがなるようにしました。なるほど、挿し木接ぎ木では丸ごと植物が変化するというわけではないんですね。まあこれでもいいです。
しかしブドウかあ……。グミが食べたくなってきました。それか久々にハイチュウ。
今日はソフィアのお誘いでナイトクラブへ。直前まで庭園騎士団の集まりをやっていたのですが、ウォルフガングに意地悪されてユキちゃんが怒りかけていたので、こちらに避難しました。
合間合間に願望達成に向けて恋愛コマンドをしていきます。
「ユキお嬢様、どうぞこちらへ」
みたいな。まあこのあと上品なキスとやらをする前振りなんですけど。
「ねえソフィア、今さっきここでなんか盗んだでしょ」
「あれ、分かる?」
「分かるよー。不自然に恥ずかしいムードレットついてたし、」
「不審に思ってMCCCで感情解剖したら『盗みの現場を見られて~』とかあるし。あとお腹すいてんならそこのバーでポテチでも食べたら?」
「そういうメタいことしないでよ」
キャンディーから「圧倒的不協和音」の参加申請がきました。そうか、そういえば彼女も音楽好きなんだった……すっかり忘れてましたよごめんなさい。ようこそ。
一方、ユキちゃんのほうにもホワキンから勧誘が。以前「スピン・マスター」リーダーのドミニック氏とキャンディーが立て続けに勧誘してきましたが、ホワキンだけは時間差付けてきましたね。
何度誘われても同じです、お断りします。
というか最近ホワキン見かけませんけど、元気してるんでしょうかね。
デートに向いている場所
改めて、願望達成にむけてデートを三回、やっていきましょう。
まず選んだ場所はこちら。またもやマイシューノ・メドウズです。二人にとっては思い出深いであろう場所。以前説明した通り、この区画が読み込まれた時点で花火が発射されるようになってしまいました。まあ花火が上がっている時に消火すると直るのですが、仕組みがよく分かりません。
二人揃って陽気。以前青薔薇ちゃんはフェスティバルであまりにも陽気になりすぎて死にかけましたし、慎重に進めていきましょう。というかこれで今回のデート上手くいくのかな。
一応、何とかお互い良い雰囲気にはできました。まあ既に四回もデートしてますし、一緒に住んでますし、今更初々しくうふうふするのも変だとは思いますがね。
しかし青薔薇ちゃんてばホント雰囲気変わりましたね、今更ですけど。#4のしょんぼりしてるスクショと比べるともうお前誰だよって感じ。
はいまたも詳細は省きますが今回もゴールドメダル獲得成功です。まずは一回。
ほえ~。この建物ってお風呂あるんですね。一階にはキッチンもありますし、なんか寝室だけが無い家って感じがします。用が無ければ他のシムも滅多に来ませんし、デートには良い場所かもしれません。
そんでもって、デートが終わってから、二人はその足で圧倒的不協和音の集会場であるバーへ向かいました。
ああ、そういえばキャンディーもメンバーになったんでした。彼女仕事も含めて普段の活動は全部夜に集中していると思うのですが、ちゃんとやっていけてるんでしょうか。遅刻とかやむを得ない欠席とかしてないといいけど。
そういえばキャンディーで思い出しました。このクラブDJも活動内容になってるんです。ピアノのスキルは磨き切りましたし、方向転換というわけではありませんがこちらも伸ばしてみましょうか。
……ところで青薔薇ちゃん、きみ太った?
来客たち
ローズ家に見知らぬ子供が訪ねてきました。名前はロメオ・ベサニー。……ってことはホワキンがいる家の子? あの家はル・シエン親子とホワキン友人のロメオ親子がいますからね、多分そこの子。
そして同時に久々のベラさん登場。退屈そうです。お腹が凹んでいるということは、もう既に出産はされたということでしょうか。しまったなあプレイしている時は完全に忘れていて変なことばかり話してました。
青「ベラさんって何の仕事してるんです?」
ベ「そうねえ、S.I.M.S.で機密情報調査員やってるわ」
ユ「かっこいい……」
青「(だから色んな人の秘密知ってたんだー)」
ベ「もうねえ、最近はこの辺の犯罪組織のボスが少し前に死んでしまったから、仕事減って退屈で退屈でしかたがないのよ」
青「そんなシムいたんですか!?」
ベ「そうよ、だからいつもそのシムを追ってシャレー・ガーデンにいたの。もう終わったことだから言うけど、関係者だったあなたたちのこともちょっとだけ張ってたのよ」
青「ひえぇ今度からは気をつけて生きなきゃ」
ユ「(犯罪組織のボス? 死んだ? 関係者? そんな人いたっけ?)」
ベサニーちゃん、ゲーム機を壊しました。いやもうこれは壊れないほうがおかしい代物だと思っているので、今更驚きも怒りもしないんですがね。はいはい二人とも帰った帰った。
ロマンチック・ガーデン
再びこの庭園でデートします。今度は雨は降っていません。
ほう、この噴水のフチは座れるんですね。当然と言えば当然ですが、もはやこの時の私にはそのような発想すらありませんでし。
この庭園の奥の方には小さな井戸「願いの井戸」がありまして、どうやらこの井戸に願うとそれにまつわる結果を良いものから悪いものまでランダムでもたらしてくれるんだそうです。そして、お供えをすると良い結果が出る確率が上がると。
ユキちゃんが§1000を投入。井戸は満足し、ユキちゃんの願いが叶う確率が上がりました。
じゃあ青薔薇ちゃんも。
あうっ。駄目そうです。同じ額なのに満足してくれませんでし。
下手なことをして死にたくないので(ものによっては感情死の危険にさらされるそうです)、今回はお供えだけで我慢しておいてやります(?)
仕方が無いので、デートが無事成功してから石鹸入りの噴水で遊んでから帰りました。残念ながら汚れが落ちる遊び方はできないようです。石鹸入ってるのに。
ピンチヒッター青薔薇ちゃん
三女とソフィアの旦那以外で家族会議をするビョルグソン一家。何の話してるんでしょう。しかしいつ見ても統一感のある綺麗な一家だわ。それだけに黒髪色黒丸坊主が混ざったのが惜しい。まあ本人たちの自由なので、こちらでどうこうしたりはしませんけどね。
今度はキャンディーと圧倒的不協和音メンバーで再びこのナイトクラブへ。最近行く場所が決まってきたような気がします。そろそろまた色んな所へ行きたいなあ。
ロマンチック行為も合間合間に少しずつしっかり貯めさせます。
既にクラブ内は盛り上がっていました。
喋るキャンディー、聴くソフィア、踊るパカアに手前のエリザさん。ホワキンは来ていませんが、賑やかなのは確かです。
まさにこれからという時、DJが席を外してしまいました。勿論それだけならいつもの頃ですぐに代わりのDJが来るのですが、今回は誰も来ない。困りました、これじゃあ誰も避難できません。
こんな時はこれです! 青薔薇ちゃんが代わりにDJをやる! これにつきます。
キャンディーの家や集会場で練習しておいてよかった。
内容的には割と好評だった模様。鈍い音が響いているだけに聞こえるのですが……。まあ、ノリノリで踊ってる人もいますし、結構盛り上がっているようなので善しとしましょう。これで不満があるのならこっちがもっと練習するしかない。
願望達成の果てに
こっちから見ると殺風景な家ですね。以前は青い窓があったので少しは彩りという物があったのですが、部屋を変えたときにやめてしまったのです。今はそうだな……ウィンドチャイムが外で鳴ってるぐらいです。Backyardのアイテムですね、結構心地いいですよこれ。
ユキちゃんはランドグラーブシステムの経理部から§110を盗みました。随分と危険なところから盗みますね、なんか失敗したら殺されそうなんですが。もうそういうのはやめて、狙うならロサーリオ信託基金辺りにしとこ?
さて、ロマンス・フェスティバルでの愛の取扱人達成からちょうど一週間。ここまでデートは二回、いずれもゴールドメダルを獲得し、ロマンチックな行為も残るところあと十回になりました。
ソウルメイト願望最後のデートにいきましょう。勿論、今後も度々デートはさせたいと思ってます。二人にその余裕があるならね。
場所はまたもマイシューノ・メドウズ。
やはりこの公園がふさわしいーーーッ!
七回目のデートはいつもより穏やかです。最初っから誘惑的になるわけでも、余所行きみたいな服を着ているわけでも、とても陽気になるわけでも、噴水に石鹸を混ぜてばしゃばしゃ遊ぶわけでもありません。ただただ、二人で座って喋るだけ。結局これが一番幸せなんですよね。
ロマンチック行為四十九回目。いつまでも二人仲良くを願って、至って普通のキス。
そして五十回目。左上のデート目標には情熱的なキスとかありますが、そんなものは無視して、ぎゅっと抱きしめさせてあげました。
「ユキ、これからもよろしく」
脚ほっそいなあユキちゃん。
はいここでバッテンを押してデート終了。まだ時間はありましたが、綺麗に終わらせたかったのでね。
ついに青薔薇ちゃんの願望達成しました! 満足度ポイントがなんと1000も入りましたよ、凄い。それと、報酬特質として「仲間」が追加、あと配偶者ソーシャルというよくわからないもの(今回はノータッチ)が解除されたそうです。
おめでとう、青薔薇ちゃん。大人に成長するまであと数日というところでした。
「おいでユキちゃん」
天文台で……というのは初めてさせたと思うのですが、こういうモーションなんですね。ガタガタ揺れて、望遠鏡がぐるぐる回ってます。クローゼットに比べると地味かもしれませんが、まあいいか。
青薔薇ちゃんをお風呂に入れて、気が付けば朝の四時です。お腹がすいていたユキちゃんがBLTサンドを作ってくれました。BLTサンドのBLTってなんなのかな。
あれユキちゃん、その……そのモーションは何?
んまあいいか、帰って休みましょ。
するとユキちゃんが何かソワソワして話しかけてきました。
「ねえブラウブラウ! 驚かないでね?」
「ぶぃぇ?」
「赤ちゃん……」
「できたみたいなの!」
ぶぃぇ!?
……とまあ随分白々しい流れで今回は終わりです。
またお会いしましょう、スォスォ。
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